LIVE REPORT

the telephones [ATMC]
ステージ前は、リハの時からまるで満員御礼状態。この期待感&熱気はなんなんだ!? そして熱く激しいKENさんのステージが終了するや否や、ババーンと恒例の花火が!! 遂にきました、『RUSH BALL』キッズたちの最後のお楽しみ。そうです、ATMCの、いやこの日の大トリ、そして11年目という新たな歴史の一歩を踏み出した、この『RUSH BALL 09』のラストを飾るのは・・・the telephones!

ファンにはお馴染みのSEが流れると同時に、鼓膜を突き破らんばかりの大歓声&大拍手。すごい。毎年、このATMCをラストを飾るアクトの人気ぶりには唸らされてきたが、これほどまでになると、そうそういないのでは!?と断言せざるを得ないぐらいの大観衆。

「オ~イエ~! ウィー・アー・ザ・テレフォンズ!」と石毛の甲高い雄叫びをあげたが最後・・・スモークか!? と突っ込みたくなるぐらいに砂ボコリが舞う舞う。そして、すでにギュウギュウ状態のステージ前へどこからドンドンドンドン人が押し掛ける。まさに狂気乱舞とはこのことか。もちろん、今日が初見の方もいたはずなのに、驚くほどに一体感のあるコール&レスポンス。これも一重にノリどころ、キメどころがよく分かるリズム&ビートのおかげだろう。そしてたぶん、彼らの楽曲って、言葉が分からなくても"音を楽しむ""音を感じる"ような体に直接訴えかけるサウンドだから、こんなにも盛り上がれるじゃないだろうか。「RUSH BALLはじめてで~す。すごい光景ですよ! さっき上がった花火よりね、みんなの声の方がでかいよ~。人間の力の勝ち~(笑)」なんてお茶目なMCも出るぐらいだから、メンバーみんなも本当に楽しかったに違いない。

メンバーそれぞれが、異なるジャンルの音楽好きなのも良くわかるような、ロックあり、メタルの要素ありのダンサブルなエレクトロサウンドは、ヘッドバンキングでノリノリな人や、サークルを作り盛り上がるグループあり、もちろん全身全霊で踊りまくる人あり。そしてフィナーレはライブの大定番曲であり、大人気曲の『Love&DISCO』。

見事なまでに華やかで大盛り上がりなステージを披露し、ロックキッズを大満足させてくれたthe telephones。『サンキューオオサカ、バイバ~イ!!』とステージを去ったあとも響き続けた、アンコールをねだる大歓声、そして大拍手とともに満ちあふれていた高揚感と多幸感が『RUSH BALL 09』の大成功を物語っていた。

the telephones

ATMC

the telephones

ATMC

the telephones

ATMC
KEN YOKOYAMA
11年目を迎えた『RUSH BALL』。トリを飾ったのはKEN YOKOYAMA率いるKEN BAND。

「いい眺めだね。いきますか、じゃあ」と、ステージに登場するなり笑みをこぼした彼。大トリということもあってか、見ている方にもいつも以上に高い彼のテンションが伺える。「PUNK ROCK,PUNK ROCK,PUNK ROCK......」。と会場を煽ると、一気にオーディエンスにもその掛け声は広がり、フロアのテンションも最高潮へ...。そして、『Ricky Punks』、『Summer Of '99』、『Last Train Home』とライブでの定番曲で初っ端から飛ばしまくり。曲を追うごとに増す疾走感と相まって高まるお客さんの熱がステージ全体からビンビン伝わってきた。

一息ついたところでステージに向かってどこからともなく「オメデトウ~」コールが...。

するとKENさん、何かに気付いたのか徐にマイクを手に取り「ウチのカミサンが2人目を産みまして...」と少しテレながら話し始める...。ライブの熱さとは真逆のゆる~いトークはいつも通り健在!? でも今日はタダゆる~いだけではもちろんライブは終わらない。

この日のセットリストは『Why』、『Pressure』、『Jealous』、『Ten Years From Now』など、これまでの彼のアルバムやシングルに収録された代表曲を万遍なく散りばめたベスト・オブ・ベスト的な内容。「会場の方明るくしてみて。すっごい盛り上がっているように見えるから(笑)」との言葉通り、ライブキッズたち感涙のセットに終始大盛り上がり。もちろん、合間のMCではお隣のATMCから聞こえてくるthe telephonesのセッティグ音にノッて踊って見せたり、Minami(g)さんにムーンウォークをさせてみたり...。いつものゴキゲンな少年のような笑顔も見せてくれたけれど、ひとりのバンドマンとしての達成感に満ち溢れた初めて見るような顔も...。『Believer』ではオーディエンスに歌わせてみたり...、皆さんお待ちかねの『Stay Gold』もアグレッシブに聴かせてくれたKEN兄貴。

『How Many More Times』を終えて彼がこう言い出した「夏の終わりって何か気持ちいいよ。俺たち最後だからアンコールしていいよって言われたんだけど、こんなパンクバンドが一回引っ込んでまた出てくるってのもおかしいから、これで最後な」。っと、これにはもちろんお客さんからは「え~~」と軽くブーイング。するとメンバーをステージ中央に集めて、なにやら相談し「主催者には内緒な。1曲増やすから」とHUSKING BEEのトリビュートアルバムに収録されている『WALK』のプレゼント。このサプライズがさらに観客を熱狂の渦に巻き込み『Go With The Flow』、『Running On The Winding Road』と激しく、疾走感溢れる楽曲と、ライブシーンにおける圧倒的な存在感を最後まで見せ付けてくれた。その熱さに驚かされるのはもちろん、終始ピースフルな気持ちにさせられるライブ。そしてそれが生み出した会場全体の一体感・・・。まさに野外フェスの醍醐味を思う存分味合わせてくれたKEN兄貴。最後にはギターを高々と掲げて「サンキュー『RUSH BALL』。KEN BANDでした。また会おうな」と言葉を残しステージを後にした。

ken yokoyama

RUSH BALL 09

ken yokoyama

RUSH BALL 09

ken yokoyama

RUSH BALL 09
group_inou [ATMC]
「夜は僕らの時間なんで」の一言から始まったATMCでのgroup_inouのライブ。今回の出演者で唯一プログラミングメインのグループで、トラックメイカー+1MCのスタイルのアーティスト。確かにすっかり日は落ちて、野外イベントでのまた違った楽しみのある時間帯。一曲目から当然バキバキのキラキラチューンで、会場は一気にレイヴと化した。昼からずっと設置されていたミラーボールの本領発揮か、とにかくもう、テンションはぐんぐん引っ張り上げられていく。ステージの2人もハナからマックスのテンションでキレまくっていた。

2曲目の後のMCでimai氏は、『今日は一番かっこいいライブしにきてるんで。』と言い切り、すでに盛り上がりきっている会場のテンションをさらに引き上げた。

下腹部をグイグイかき回すビートプラス、脳みそをくすぐるような、耳の奥に直接届くループするメロディー。rapしながら言葉で客を振り回すMC。どこかひねくれていて、しかしある意味直球で。今回の出演者の中ではひと際異色とも言えるgroup_inou。完全にこの人たちは、Rockだ。

風に飛ばされたセットリストの紙を『何なら暗記してるし。』と言って、くしゃくしゃに丸めて捨てた次の瞬間、3曲目が走り出した。MC中の『ダイブとかしてくれてもいいですよ。その方が、こっちもなんか出るし。』の言葉にのせられた会場は、MC前にさらに輪をかけて踊り狂う人に埋め尽くされた。もうここがどこで、今何時なのか、隣で踊る人の顔もよくわからんけど、誰もがめちゃめちゃ楽しんでいるに違いない。クラブなのか、フェスなのか、ロックなのか、テクノなのか、もうそんなのどうでもよい。ただひたすら踊れる音楽が爆音で流れていて、MCのcpが狂ったテンションで客を煽りまくってくれていることに感謝してやまないのだ。

group_inou

ATMC

group_inou

ATMC

group_inou

ATMC
ストレイテナー
「今日は俺らにとっても意味深いライブなんで、それが伝われば」。昨年のステージ上でそう語ったホリエ(vo&g&p)。それから程なくして現ギターの大山純が加わり、4人体制で新たに歩み始めることを発表したストレイテナー。くしくも昨年の『RUSH BALL』が3人で最後の区切りのステージとなり、この1年はアルバム『Nexus』のリリースをはじめ、ツアーを重ねバンドとしてビルドアップしてきた4人が、『RUSH BALL』のステージに帰ってきた!

ド頭にいきなりのキラーチューン『DISCOGRAPHY』では、ナカヤマ(ds)の4つ打ちに絡みつく日向(b)のベースが、オーディエンスの鼓動を初っ端から加速させる。サビでは大合唱も巻き起こった同曲に続き披露された『Melodic Storm』しかり、まさしく"曲ですべてを語る"という表現がピッタリの彼ら。オーディエンスをアゲるアクションといい、視覚的にも刺激しながら安定しまくりの鉄壁のリズム隊、黙々と名フレーズを生産し続ける大山、大らかに、そして頼もしくフロントマンとしての役割を果たすホリエ...この4角形のパワーバランスは完璧だ。ホリエが鍵盤にスイッチして披露した名曲『Lightning』が夜空に染み渡る様は神秘的ですらあった。元来のナカヤマに加え大山もコーラスに加わることで、ライブでのコーラスワークの充実度は格段に増し、『Lightning』はもちろん、ドラマチックでメロウなニューシングル『CLONE』でもその効果は顕著。そして、「まだ元気? ビール飲んでる?(笑) アゲていくんで楽しんでください!」の言葉通り、後半戦は『PLAY THE STAR GUITAR』『Little Miss Weekend』『TRAIN』とアッパーチューン3連発で瞬殺の怒涛のエンディング! 

'03年、インディーズ時代にホリエとナカヤマのたった2人で、オープニングアクトとして初舞台を踏んだテナーも、今や4人となり、トリ前の大役を任されるまでに。『RUSH BALL』と共に進化を続けるテナーの新たな一歩が、この日もまた『RUSH BALL』の歴史にしかと刻まれた。

ストレイテナー

RUSH BALL 09

ストレイテナー

RUSH BALL 09

ストレイテナー

RUSH BALL 09
THE NOVEMBERS [ATMC]
すっかり日も落ち、少し肌寒さを感じさせる風が吹き抜けるATMC。そこへ颯爽とクールな佇まいで登場したのは、THE NOVEMBERSだ。

バンド名に違わず、すっかり秋を呼び込んだかのような低温のギターフレーズや狂気をたたえた歌詞、どこか冷ややかに俯瞰の目線でパフォーマンスを展開する小林(vo&g)の姿に、知らず知らずTHE NOVEMBERSの音世界へと導かれていくオーディエンス。かと思いきや一転、張りつめた糸が一気に弾けたようなサディスティックなまでに駆け上がる『para』や『dnim』で見せる冷徹かつ狂気のステージングで心ごとがさっと持って逃げられてしまうような感覚に陥らされるのだ。 美しく切ないメロディが耳を突き刺す『keep me keep me keep me』では穏やかな心地になるも、どうにも胸のざわざわ感が収まらない。違和感とも違う、居心地のわるさ。不協和音に近い、雄叫びや乾いたサウンドが、世の儚さや不安感、浅ましさなど誰しもが根っこに持つ見せたくない感情を呼び起こさせるのだろう。畳み掛けるリズム隊とは相反して美しく紡がれていく音の洪水には、そんな世を憂いているある意味での純粋さすら感じられる。「一緒に音楽を共有してく れて、すごくうれしいです。ありがとう」と少し笑みを含んだ小林の表情に、救いを感じてしまうほど。

『こわれる』『白痴』と畳み掛ける終盤、はたと気がついた。感情の表も裏も表現する彼らの音楽性は、表現者である彼ら自身をも傷つけ続けているのではないだろうか。自身も血を流し、彼らの血の美しさに魅せられたオーディエンスは立派な共犯者。月明かりの下、そんなことを考えながら、もう彼らから逃げられないだろう喜びを噛み締めていた。

THE NOVEMBERS

ATMC

THE NOVEMBERS

ATMC

THE NOVEMBERS

ATMC
サカナクション
いよいよ終盤戦。昨年、2日間に渡り開催された 『RUSH BALL』ATMCの大トリを務め、今年、満を持してRUSH BALLの大舞台に立ったサカナクションが次なるアクト!

名前が発表されるなり、歓声が上がり大拍手。1曲目『Ame(B)』のイントロが流れだした途端、待ちに待ったとばかりに前へ前へと詰め掛ける観客たちのすさまじい勢いには、ただただ唖然。いや~、すごい。あらためて、彼らの人気にはびっくりさせられる。そしてボーカル&ギターの山口が登場し、メンバーが揃うや否や、一大ダンスパーティがスタート! エレクトロニカとロックが融合した"エレクトロック"サウンドは、さすが、高揚感抜群。「どうも~、僕たち私たち、オオサカナクションです!」と、いつもの嬉しいセリフも飛び出し、さらに生ならではの、エネルギッシュなグルーヴが観客のテンションをアゲにアゲる。そんな観客の熱をさらに煽るように『サンプル』『ネイティブダンサー』『セントレイ』と立て続けにライブでお馴染み&大人気曲を披露するもんだから、もう勢いは止まりません(笑)。 何度観ても惹きつけられる、彼らの存在感。特に山口の一挙手一投足に釘付けになり、まるでシンクロしているかのように、同じ振り付けをする観客が跡を絶たない。曲が進むにつれ歓声が上がり、飛び跳ね、踊りまくりの人々で溢れかえる彼らのライブは、とにかく楽しいのなんのっ!! 

だんだんと日も落ち、カラフルな照明がより一層彼らのステージをドラマティックに色づけていく様は、まさに鳥肌モノだった。う~ん、やっぱりサカナクションは夜がよく似合う! 最高です!!

サカナクション

RUSH BALL 09

サカナクション

RUSH BALL 09

サカナクション

RUSH BALL 09
BIGMAMA [ATMC]
まるでオーバーヒートした体をクールダウンしてくれるかのような心地いい潮風が吹く中、ATMCに登場したのが、BIGMAMA。空には綺麗な夕焼け...と、野外ライブならではの最高のシチュエーションも揃っている。これ以上何を望むかというほどのニクい演出をバックに、期待を一手に受け、ガツン!とぶちかますパンキッシュなロックビート。我慢できないファンが叫ぶ、飛ぶ、踊る。すでにツアーでもソールドアウトにするほどの支持を得ている彼らだけに、そのパフォーマンスも実に堂々としたものだ。

そして、何より彼らのサウンドを語る上で欠かせないのが、一つの武器であり、最大の特徴とも言える、紅一点メンバーによるエレキ・バイオリンだ。ハードなロックビートにクラシカルな楽器の音色が果たしてハマるのか...という心配は全く余計なことだった。意外なほど、エネルギッシュなビートにマッチしており、むしろその奥深い音色がさらに世界観を広げているのだから驚きだ。ロックするバイオリンがこの日の会場に火をつけたのは間違いない。

「たくさん夏フェスに出て、変に半袖焼けしたけれど(笑)、気持ちを込めて、楽しかったこと悔しかったことを全部このステージに置いていく」...そのMC通り、渾身のパフォーマンスにオーディエンスのボルテージも最高潮に。

ちょうど彼らのライブ中に夕日も沈んだが、勢いはまだまだと、次々に繰り出すハードビート。繊細さと骨太さが共存するボーカルパフォーマンスも印象的だ。

一気に走りきった彼らのステージ。熱い余韻の中、肌に感じる潮風が心地良かったのは言うまでもない。

BIGMAMA

ATMC

BIGMAMA

ATMC

BIGMAMA

ATMC
the band apart
今年のラインナップを見て今か今かとやきもきした方も多いのではないだろうか。そう、最終発表でようやく出演が決まった、今や『RUSH BALL』の常連4ピース、the band apartだ。去年に引き続いて夕景がにじむ時間帯に彼らを観られるという幸せを噛み締めながら、『coral reef』からスタート。

毎年同じ時期・同じ場所で観て来れたアーティストだけあって、その成長は著しく感じられる。ジャズやボサノバ、フュージョンなどを取り込んだ粋で骨太なロックサウンドはそのままに、川崎(g)のクールな佇まいをはじめ、今まで以上に色気が匂い立つようなパフォーマンスで、男女問わず泉大津全体が惑わされていくようだ。

「呼んでもらってありがとうございます。『RUSH BALL』出れるかわからなくて、ギリギリで出演が決まってうれしいです」(荒井/vo)との言葉からも、彼らの中に『RUSH BALL』が大きく存在していることがわかる。ちなみに原(b)いわく「本当に急遽決まったようで、裏にあるポスターには俺らの名前だけ、ガムテープの上に書かれてあった」とか(笑)。続くは落雷のような、または爆破音のようなイントロから始まった『beautiful vanity』、そして「イェイ、イェイ、イェイ」の大合唱が実に爽快な『Eric.W』で一気に畳み掛ける!

ゆるやかに沸点へ持っていく彼らのパフォーマンスはまさに、玄人芸の確信犯! 原(b)の心底楽しそうでにこやかな姿にも癒されつつ、観るたびに実に新鮮な感動を与えてくれる彼らに、また来年も会えることを願わずにいられないひとときだった。

the band apart

RUSH BALL 09

the band apart

RUSH BALL 09

the band apart

RUSH BALL 09
neco眠る [ATMC]
その奇抜な名前につられてか(!?)、ATMCはライブの開始前から黒山の人だかり。その期待を一身に受けて『RUSH BALL』に初登場したのは、大阪発のインストバンド・neco眠るだ。

懐かしさを醸し出す口笛のようなピアニカのフレーズに誘われ、まずは『UMMA』からライブはスタート。が、ベースの"伊藤コーポレーション(株)"が、リハの際は普通のカッコだったのに、本番となるやパンイチで登場(笑)(しかも銀)。ステージ衣装の方が薄着(笑)。和の風味を感じさせるお祭りペケペケギターも相まって、さながら『泉大津・夕涼み大会』開宴か(笑)。

続く『SUN CITY'S GIRL』もトコ夏のビーチサウンド、但しプール付き大温泉で箱バンが奏でるBGM的風情でプレイ(笑)。会場をカオスに導くズンドコ・ループサウンドに、オーディエンスは大熱狂。が、「neco眠ると言います。『RUSH BALL』には縁が無いと思ってたので(笑)、呼んでもらってありがとうございます」なんて律儀なMCの間に、機材がトラブルが発生。だが、今の会場の空気は、それすら一体感を増すスパイスになるムード。沸点越えで始まった後半戦は、ニャンコ的シンセのトボけたフレーズが、『プール後の授業』という曲タイトルさながらのあの感じ、スペーシーでデイドリーミングな空間を作り上げる。

最後はキラーチューン『ENGAWA DE DANCEHALL』の乾いたドラムが扇動する、突き上げるお祭りビートにATMCが前から後ろまでダンスィン! ATMCが"盆踊り会場"に! もとい(笑)"宇宙"になったステージに、魅了されまくりの25分間。ユアソンのメンバーもオーディエンスに混じって偵察してましたよ~(笑)。

neco眠る

ATMC

neco眠る

ATMC

neco眠る

ATMC
HAWAIIAN6
アバの『ダンシング・クイーン』をSEに登場したのは、昨年に続き『RUSH BALL』連続出場となったHAWAIIAN6。「遊べる準備はできているか~」と満を持して登場し、声高らかに叫び上げた彼ら。そこから一気に緊張感の漂うライブがスタートする。『A CROSS OF SADNESS』、『ANAPPLE OF DISCHORD』、『THOUSAND OF SNOW』と前半に届けられた3曲からは、張 り詰めた緊張感を少しずつほどくかのように、ステージとフロアの距離が縮まっていくのを感じることができた。

そして、続けて披露されたのが3ヵ月連続リリースの第1弾として8/11に配信された新曲『BLACKOUT』。衝動から起こる激しさと切なさが入り交じったメロディアスなこの曲。「最高の日になった。こんなに楽しい場所なので何年も続くことを祈っています」と高々と拳を突き上げて歌い上げた。そして『A PIECE OF STARDUST』、『I BELIEVE』を終えてhatano(ds)がマイクを持つ。「バンドをやってるやつらはこんな日があるってことをぜひ忘れないでほしい。そして観に来てくれた人たち。自分が一番カッコイイと思う遊び方で遊んでくれ。ただし、自分の責任で。いつまでも楽しい場所でいましょう」と、ラスト3曲に向けて熱いメッセージをステージから贈った。

終盤、『STAR FALLS ON OUR HANDS TONIGHT』では何か吹っ切れたかのように、それぞれが全力でステージに向かう姿が鮮明にステージ上のビジョンで映し出されていた。常にライブハウスシーンの最前線を直走り続けてきた彼ら。この日は、何度も拳を突き上げ、何度となくフロアに呼びかける姿を観ることが多かったが、これこそ彼らがオーディエンスと真正面から向き合い、ライブを繰り返し続けている証拠なのだろう。続く『RAINBOW RAINBOW』では、これまでの緊張感とは一転したピースフルな空間が創り出され、いつしかステージ上の彼らも、フロアを埋め尽くしたオーディエンスも笑顔になっていた。日も暮れかかり、心地よい風が吹く泉大津フェニックス。今、ここに立っていることを誰もが幸せだと感じることのできるライブを披露しHAWAIIAN6はこの夏を締めくくった。

HAWAIIAN6

RUSH BALL 09

HAWAIIAN6

RUSH BALL 09

HAWAIIAN6

RUSH BALL 09
cutman-booche [ATMC]
続きましては、本日のATMCで一番!? 浜風が似合う3ピース、cutman-boocheが登場です。 若干時間をおしての登場に、ボーカル・ウリョンもウズウズしていたようで、登場するなり「俺らやっときたわ~! 皆、暑いやろうしバテズにいきましょう!」と頭からテンション高めの第一声に観客も 大興奮。そして、ハンドクラップの嵐!!

ブルース、ソウル、ファンク、ジャズ・・・様々な音楽を昇華し、自然と身体が右に左にと揺れる乗りやすいサウンド、ボーカル・ウリョンの独特の色気を含んだハスキーボイスは、やはり夏の野外にぴったりはまる。「宿題やってないやつは、やらなくていいぞ~(笑)! フリーターの人は明日、仕事休もうぜ! それぐらい今日一日を精一杯楽しみましょう!」と、合間合間の積極的なMC、さらに2曲目に披露した『troppin'time』では、歌詞の一部を『♪泉大津~』なんてアレンジしちゃうもんだから、観客のテンションもアガるアガる↑

絶妙なタイミングで挟み込まれるハーモニカ、ウッドベースも取り入れた安定感のある、それでいてけっして重過ぎず腰を揺らす軽妙なリズム、小宮山(ds)の抜群のハモリ・・・。すべてが+に作用し、抜群のグルーヴを生み出していく。さすが、今夏もフェスに引っ張りだこの実力派グループだ。こんなグッドミュージックは、きっと美酒を片手に・・・がとっても似合う。満面の笑顔で両手をふり、腰を揺らす観客たち。あ~、なんて気持ちがいいのだ。後半に突入前のMCでは、「高校に通うのに、よく南海線に乗ってて~」と、ウリョンの思い出話も飛び出し、興奮しすぎたのか少しカミカミになり、照れる一幕も(笑)。

その後、ほんわかMCとは打って変わって、なんともエネルギッシュなメッセージ性に溢れた熱い新曲も披露され、ラストは、FM802のヘビーローテーション曲にもなった『サイクル』でシメ。カットマンらしい夏を存分に感じられる、多幸感にあふれたなんともハッピーなステージだった。

cutman-booche

ATMC

cutman-booche

ATMC

cutman-booche

ATMC
YOUR SONG IS GOOD
そろそろ西日が感じられる頃、オーディエンスを痛快スカビートで踊らせたのが、YOUR SONG IS GOODだ。機材トラブルの為でスタートが約30分遅れという、会場もまったりしがちな空気の中、それを打ち破るように陽気に登場した彼ら。期せずにして、公開リハとなった登場シーンから、一気にボルテージは上がっていく。それにしても、サイトウ"ジェイジェイ"ジュンを始め、メンバーのテンションの高いことと言ったら...。「待たせて悪い」という思いとともに、限られた時間を少しでも楽しませたいというサービス精神はお見事の一言に尽きる。

初っ端からヒートアップしたサイトウが、ステージから飛び降り、会場フェンスを飛び越え、スタンディングエリアへ。後方で観るオーディエンスには、彼の姿が視界から消え、スクリーンでやっと目にすることができたほど。何か(やっぱりライブの神様?)が憑いているかのような、弾けたパフォーマンスにオーディエンスも大いにわく。それにしてもサイトウのキレっぷりはすごい。カウベル(パーカッション)で会場を煽ったかと思えば、シンバルをしばき、voマイクで叫んだ後に、ジャンピング着地プレイでキーボードを弾く。彼は間違いなく、日本一暴れるキーボーディスト(←誉めてます)と言っていいだろう。

ダンサブルなスカビートを基本に、畳み掛けたステージ。ハッピーかつ開放的な気分にさせてくれるそのパフォーマンスは、オーディエンスに心地いい汗をかかせてくれたのは確か。

最後の最後に、ノッている時のバロメーター(?)、大きなキーボードを抱えるパフォーマンスも披露。密度の濃いステージだった。

YOUR SONG IS GOOD

RUSH BALL 09

YOUR SONG IS GOOD

RUSH BALL 09

YOUR SONG IS GOOD

RUSH BALL 09
SpecialThanks [ATMC]
愛知出身、演奏は骨太ながら、キュートなルックスを擁するボーカルギターのMISAKIが話題を集めているSpecialThanksが『RUSH BALL』初登場。 まだ大阪でのライブは数えるほど...という彼らだが、ATMCには大勢のオーディエンスが集結していた。今年4月にKEN YOKOYAMA自らが将来性を感じる若手バンドを選び、声をかけて作られたというスプリットにも参加していたため、注目していた人も多いはず。

ライブ序盤は新人らしからぬ安定感のある演奏とステージングを披露。一見クールな佇まいか...と思いきや、ライブが始まるとライブハウスさながらの熱気にATMCを包み込む。『I DON'T KNOW』、『PUNK ROCK PARTY』と挨拶がわりの2曲は彼ららしい爽快なパンクロックにキラリと光るボーカルが印象的なナンバー。前方にお客さんを惹きつけ、ハンドクラップからコールアンドレスポンスまで、巧みなまでにフロアを操っていく彼ら。「P.R.P~♪」の大合唱で会場を一気にSpecialThanksの世界観へと変えていった。「最高ですかー?」と呼びかけている彼ら本人が一番楽しんでいる様子(笑)。それにつられるかのように、ステージに惹き込まれていくオーディエンス。 "こんなこともできますよ"と言わんばかりの高速ビートでかけぬけた『LOST YOUR ROOM』、一転してメロディアスなギターが印象的な『SUMMER VACATION』と次から次に披露される楽曲のふり幅と、新人らしからぬ大胆なステージパフォーマンスに、会場後方のオーディエンスまで彼らのライブに釘付けになっていた。

終盤に披露された『MR DONUT』、『POWER POP』では、時折声を荒げて叫んだり、ステージの左右や前方に身を乗り出したり、徐々に身体がほぐれてきたMISAKIが存在感を見せつける場面も。身体ほどあるギターを抱えた彼女の姿に、『POWER POP』ではオーディエンスがジャンプ で応えていた。わずか7曲という中でも確かな存在感を見せ付けたSpecialThanks。またひとつ新しい音楽との出会いを感じさせる充実したステージだった。

SpecialThanks

ATMC

SpecialThanks

ATMC

SpecialThanks

ATMC
OGRE YOU ASSHOLE
のっけから腰にくるダンスビート。それに絡む、うねるベース。それだけで頭真っ白で体が踊りだしてしまうのに、ギターの音色とフレーズがしっかり耳にまとわりつき、観る者、踊る者を別の世界へ導いていってくれるOGRE YOU ASSHOLEが登場。突き抜けた広い空の下、中毒性のあるギターフレーズを絡ませながら、会場をユラユラと揺らす。馬淵のギターの音が耳に突き刺さり、出戸の歌も風に乗って胸にササっと忍び込む。ササっと忍び込んで、じわっとしみ込み、リズム隊に体を揺らされているうちに、まるで栄養を吸収するように言葉に納得してしまう。

決して太い線で書くことのできない音楽を、OGRE YOU ASSHOLEは鳴らしていた。ある意味で、野外のお昼間、太い線でズバっと、ビシッと書いてしまった方が会場はガッツリ盛り上がれる。言っちゃあれだけれど、その方が分かりやすかったりもする。しかし、OGRE YOU ASSHOLEの線は太くない。むしろ繊細だ。作りこんだであろうギターサウンドとそのフレーズで生み出されるループと変化は、ある意味大規模なフェス向きとは言えないはず。しかしながら、この盛り上がり、心地よさ。それはベースとドラムのどっしりとぶれない芯のおかげだろう。その芯のおかげで、さらにギターフレーズのループにはまり、歌が次々に胸に流れ込む。しかもこの天候!何たる相乗効果!

 最後は今までの踊れる曲とは打って変わって、しっかり歌を聴かせてくれる『ひとり乗り』にてフィニッシュ。まるで一つの映画のエンディングのように胸にしみ込んだ。

OGRE YOU ASSHOLE

RUSH BALL 09

OGRE YOU ASSHOLE

RUSH BALL 09

OGRE YOU ASSHOLE

RUSH BALL 09
Northern19 [ATMC]
音が鳴り始めた途端、サウンドチェックにも関わらず、人並みが駆 け出し押し寄せるATMC。その光景から否応なく期待せずに はいられないお次は、北の大地が生んだ、メロディック・パンク・ロ ックの旗手Northern19の登場だ。「さぁ、残暑も厳しいけど思いっ きり行こうか!」という笠原(vo&g)の一声からいきなりの『STAY YOUTH FOREVER』で会場はド頭からクライマックスさながらの沸騰状 態に! 笠原(vo&g)と井村(vo&b)のツインボーカルを擁する彼らは、 楽曲によってボーカルが入れ替わるという、いわゆる"ビートルズ・ スタイル"が定番。聴く者に直球に響く笠原の耳なじみよい歌声に、 井村のじわじわ聴かせるボーカル・パワーと、異なった魅力が味わえ るのも彼らの強みのひとつ。そこへ心掴む美しいメロディラインと、 大量のオーディエンス全員が力を振り絞ったシンガロングの嵐が巻 き起これば、彼らをエモーショナルと言わずして誰を言う? という 程の熱き光景が生まれるのだ。

「ザ・残暑ですね。そんな暑さ厳しい中、こんなに多くの人々に観 て頂けてうれしいです。大泉...」と固まる笠原、自らビンタをお見 舞いし(笑)「泉大津フェニックス行くぞー!!」と気合を入れなおす もブーイングの嵐が起こる一幕も(笑)。

砂煙が舞い、モッシュ&ダイブが飛び交う中、心底音楽を楽しむ観 客にNorthern19の3人自体もひっぱられ実力以上のもので魅せてくれ るような、何ともいい相互関係がそこにはある。

「Northern最後になります。でも、大阪の熱い夏は終わってないぜ!」 と大喝采で幕を閉じた、灼熱のパフォーマンス。ステージが終わって もしばらくは熱が引かないような、残暑どころかまた酷暑を引き戻し た!?生粋のライブバンドの姿を観たといえるステージングだった。

Northern19

ATMC

Northern19

ATMC

Northern19

ATMC
9mm Parabellum Bullet
突き動かすのは初期衝動、そして本能。そのまんまのステージを見せてくれたのが、9mm Parabellum Bulletだ。もうすでにSEからテンションが高まっていたのか、ステージに姿を現すや否やジャンプ、側転でその意気込みを表すメンバー。今一番勢いに乗っているというのも過言ではないくらい、オーディエンスの注目を浴びる中(しかもこの時、超炎天下)、彼らは新世紀型ミクスチャー・バンドの神髄を見せつける。昭和歌謡を純粋に培養しつつも、パンク、メタル、エモ...というロック・エッセンスで大胆に包み込んだ激しいサウンドは、これぞライブバンドと言わんばかりのエネルギッシュさが痛烈、そして痛快だ。ステージ前のスタンディングエリアは、コブシを突き上げ、真昼のトランス状態といった感じで踊りまくるハネまくる。この夏最後の盆踊りならぬロック踊りといったところかも。

「RUSH BALL 09」が実は初参戦(!)、しかも今年最後の夏野外イベント出演(!!)とあって、そのテンションの高さはかなり×100。もともとライブのテンションの高さは定評があった彼ら(昔、ライブでメンバーがあまりの激しいパフォーマンスから、差し歯を飛ばしたことも...!)だが、気合いの入りようは言うまでもないだろう。「いっちょやるか~~!!」の雄叫びで、オーディエンスの声援も最高潮に。彼ら繰り出す超激ビートの連発、キレまくるファン。踊るオーディエンスのステップによって巻き上がる砂埃が、潮風に乗って自然のスモークと化すのも印象深い。センチメンタル&ドラマチック・ハードロックとも言うべき、J-ハードロックの進化系ナンバー「Discommunication」で、あっという間に(それぐらい短く感じた)終了。彼らのステージはインパクト抜群だった。

9mm Parabellum Bullet

RUSH BALL 09

9mm Parabellum Bullet

RUSH BALL 09

9mm Parabellum Bullet

RUSH BALL 09
F.I.B [ATMC]
1曲目、最初に音を出した瞬間から、客席を一つに縛り上げたfrom京都の5人組F.I.B。のっけから手加減なしの轟音とスピードで会場を一気にモッシュの嵐に巻き込み、日常を全部吹っ飛ばしてくれた。ツインギターでかき鳴らされるリフとカッティング、それらを乗せて突っ走るベースとドラムのリズム隊。その勢いたるや、高速で暴走する機関車?闘牛?赤いフラッグ代わりのオーディエンスのモッシュに向かって大暴れしてくれた。F.I.Bのすばらしいのは、その勢いだけじゃない。各プレイヤーのテクニックは確実で、バンドとしての一体感を逃さず、勢いの中にもきちんと隙間をも生みながらステージで暴れまくってくれた。3曲目が終わった時点で、これはもしやF.I.Bのワンマンライブなのでは?と勘違いしてしまうほどの盛り上がりに、F.I.Bのただならぬ才能を見た。轟音とスピードの狭間に差し込まれてくる、これまた男臭い良質の泣きのメロディと、Vo中途氏のおもくそ楽しそうな笑顔。

最高に晴れた今日の野外で、あの時間を一番楽しんだのはF.I.Bのメンバーに違いない。そしてそういうバンドの音で、男も女も年齢も関係なく大暴れしていたオーディエンスは最高に幸せだったに違いない。

全7曲を暴れ倒したオーディエンスたちは、当然汗と砂埃でどろどろになっていたが、全員が満足しまくっていたのはそれぞれの顔観れば一目瞭然。

F.I.B

ATMC

F.I.B

ATMC

F.I.B

ATMC
髭(HiGE)
ライブ直前までバックヤードでサッカーに興じていた須藤(vo&g)が、サッカーボール持参でステージに登場!(笑) へヴィなトラックをバックに流しつつ、須藤に加えコテイスイ(ds)が拡声器片手に2MCスタイルでアゲにアゲる『We are HiGE!』で開宴した髭(HiGE)のステージ。続いては「俺たちみんなで盛り上がっていこうか。踊るんじゃなくてね、感じるんだ。黒く染められながらね」と『黒にそめろ』を、さらには『ハリキリ坊やのブリティッシュ・ジョーク』『溺れる猿が藁をもつかむ』とアッパーチューンの連続に、会場は満員御礼アゲアゲ状態、真夏のダンスホールに!

「踊るんじゃなくて」と言われても、そりゃ踊らずにはいられませんよ、須藤さん(笑)。「今日はもう最高だな! 次は新曲なんだけど聴いてよ」と披露された、斉藤(g)のボトルネック奏法が白昼夢に誘うヨコ揺れデイドリーム・チューン『青空』は、まさにこの日の『RUSH BALL』にベストマッチ。そして後半戦は「今日は『RUSH BALL』で新曲も歌えたし大満足です。今弁当食ってる人も(笑)、後ろ向いてる人も、誰ひとり欠けることなくここに集まってるのって、サイコーですよ。FM802でヘビーローテーションになった曲だけど覚えてるかな?」と『ボニー&クライド』を。立て続けに『ダーティな世界(Put your head)』『ギルティは罪な奴』と、これまたただでさえ気温高めの会場の温度をさらに上昇させるロックンロール・ダンスチューンの連続! 「もうちょっと一緒に踊ろうよ。俺たちまだまだこれからでしょ? その先のその先に行きます?」と、ラストは『ロックロールと五人の囚人』で、会場一体、大盛り上がりのエンディング!

「楽しかったぜ。また遊ぼうぜ」。ライブバンドとして熟成され、ベストライブを更新し続ける今がまさに見どころの髭(HiGE)のライブ。この5人、どこまでいくんだ~!? 

髭(HiGE)

RUSH BALL 09

髭(HiGE)

RUSH BALL 09

髭(HiGE)

RUSH BALL 09
fade [ATMC]
ATMCに登場した5人組、fade。「アメリカで生まれ育ち、日本で活動」...なんて経歴から、ミックスならぬハイブリッド・バンド? でもって低燃費パフォ-マンス(←失礼!)を見せてくれるのか?と思いきや、とんでもないっ。ステージに姿を現すや否や、まるで往年のアメリカ車を思い起こさせる馬力による、即ハイパワーでエンジン全開のステージが炸裂。バンド・プロフィールから想像できるように、和洋折衷それぞれのおいしいトコ取りしたサウンドは、歌謡曲をルーツにする日本人の心をグッとつかみ、スケール感があふれる演奏テクニックで観る者を惹き付けていく。文化の二重性とも称されるオリジナリティは、この日のステージでも十分に発揮されていた。MCでは英語を基本にしながらも、流暢な日本語でオーディエンスに親近感を抱かせる。「新曲を用意してきたゾぃ!!」なんて言葉の語尾もご愛嬌(笑)。

何より印象的なのは、その高い音楽センスだろう。キャッチーさと重厚さが見事に交錯するメロディワークは、炎天下のステージでもまったくブレることがない。この日オーディエンスに披露したのは、新曲を含めて全6曲。野外ライブにぴったりのハードなビートナンバーを軸にしながらも、持ち前のダイナミックさ、そしてメロディアスさを存分にアピールした。噂では来年にもアメリカ進出を果たすとか。ブレイク後の逆輸入という事態も十分予想させてくれるステージを目の当たりにすることができたこと、そしてこんなにもかっこいいバンドがあったのかと、密かに(?)ほくそ笑むロックファンも多かったはずだ。

fade

ATMC

fade

ATMC

fade

ATMC
dustbox
輝かしい11年目を迎えた『RUSH BALL』のトップを飾るのは昨年はATMCに登場したdustbox。セットチェンジの時点で既に歓声が沸き、彼らの登場を待ち望んだオーディエンスがスタンディングエリアに集まってくる。これも彼らのライブに対する期待の表れか!? アルバム『Seede of Rainbows』のオープニング曲『4592436305』がSEとして流れると、会場のテンションが一気に変わったのを感じた。  『Hurdle Race』のイントロでSUGAが煽ったかと思えば、そこから一気に高速のバッキングとバスドラのキックの波が駆け抜ける。海からステージに吹きつけられる風を真正面から受けながら、「真昼間からやれんのか~」と叫ぶSUGA。そして間奏のギターソロでも魅了した『Not Over』、『Just One Minute』、『Try My Luck』、『Sunburst』を立て続けに披露した。 「今年、いくつかフェスに出させてもらったんですけど、何か今日は一番威勢がいいなあ」(JOJI)、「今日は毎日の鬱憤を、心の中に溜め込んでいるものを、全部出していくぞ」(SUGA)。 続いて披露された『Right Now』はまさにそんな彼らの言葉を象徴するかのように、ギターの弾き語りから一気に3人が音を爆発させフロアを沸かせた。ステージ上のモニターに移された力い っぱいになって叫ぶSUGA姿も印象的だった。『Specialwalk』、『Bitter Sweet』ではそんな自分たちの思いに応えて拳を上げるオーディエンスの声を確かめるかのように身体全体を使ってパフォーマンスする彼ら。 『Bitter Sweet』が終わると、スタンディングエリアの後方まで、彼らを目的に集まったオーディエンスであふれかえっていた。

「今日で夏フェス終わりの人、いる? 力一杯楽しもうぜ」(JOJI ) 「ここにいる全員で力を合わせて一生忘れない思い出作りをしようぜ」(SUGA)と言葉を残し、セットリストは終盤へ、『I remenber you』、『Stand By Me』とライブではお馴染みの勝負曲。 そしてラストは彼らの曲の中でも随一のメッセージソング『Tomorrow』へ。 「ここにいる全員が明日からも素晴らしい毎日を過ごせるように。お前らが自分の夢に負けないように」(SUGA)と、全力疾走し、全身全霊をかけてオーディエンスとぶつかった彼ら。ライブ終了後の清々しい表情が全てを物語っていた。 オープニングアクトのSPANK PAGEと合わせて、2バンドですでにこの重量感...。多少オーバーワーク気味ですが、ライブハウスさながらの緊張感と野外にも関わらずこの圧倒的なグルーヴが 体感できる『RUSH BALL』。今年も間違いないです!!

dustbox

RUSH BALL 09

dustbox

RUSH BALL 09

dustbox

RUSH BALL 09
24 -two four- [ATMC]
SEが鳴り始めるや、自然とわき上がるハンドクラップの嵐! ATMCに爽やかな風を巻き起こしたのは名古屋のストリートから飛び出したごきげんジャムサウンドを奏でる4人組、24-two four-だ。お日様がくれる暖かい日差しと、爽やかな風が吹き抜けるATMC。そんな風景にぴったりと言える彼らのグッドヴァイブレーションなアンサンブルに、オーディエンスはゆったり身を任せている。ピースなムードに溢れたトロンとこぼれ落ちるギターの音色に、鼓動とリンクするような優しいドラム&ベースのリズム感。自然とメンバーからも笑顔がこぼれ出し、それに呼応するかの如く、会場へ笑顔が連なって行く様は平和そのもの!『CityBoy CityGirl』『素敵なミュージック 素敵なライフワーク』と、踊り出さずにはいられないピースな選曲で、24-two four-の魔法にかけられていくオーディエンスの表情はこの上ない笑顔に満ちている。

「どうぞよろしく! 聴いての通り、僕らの音楽はわかりやすいから、適当に歌って適当に踊ってね。日光もカンカン照りだけど日焼けとか気にせず楽しんでよ! 僕らの1番うるさい歌もってきたから!!」とプロレス中継ばりのテンションで(笑)語る、Yuki Kitano(ds)の言葉から始まった『Vibra Slap』では、先ほどとは一転して、パワフルなセッションによるトリップ感満載の音世界を展開。ポップネスなだけでない、多種多彩な表情を持つ24-two four-サウンドにはただただ驚かされるばかりだ。Shouhei Hamaguchi(b)の「すきなことやめないでほしいんです。そういう歌です」と始まったラスト『ダンス ダンス ダンス』で一気に会場はヒートアップ! もしかしたら音楽で世界はかわるのかもしれない、そう思わせてくれるようなピースな心持ちにさせてくれた彼らに、会場は惜しみない拍手を贈っていた。

24 -two four-

ATMC

24 -two four-

ATMC

24 -two four-

ATMC
SPANK PAGE -OPENING ACT-
最高の天気に恵まれた夏休み最後の日曜日、今年の『RUSH BALL』もいよいよ開幕! この日のオープニングアクトを務めるのは、今年4月にデビューを果たしたばかりの新人・SPANK PAGEだ。いきなりの大舞台に立った4人には、破格の期待が込められている。通常『RUSH BALL』では、プレイベント(今年は『RUSH BALL☆R』)、新人の登竜門的ステージATMC、そして泉大津フェニックスの大舞台とステップアップしていくのが王道だ。しかし彼らは初出演にして、いきなり歴戦のライブアクトたちが居並ぶ大ステージに抜擢! その期待の高さが伺える。

「はじめまして、おはよう。SPANK PAGEです。今日が最高の出逢いになることを祈ってます」。SEもなく、仲手川(vo&g&key)の澄み渡る歌声で、シンディー・ローパーの『タイム・アフター・タイム』のカバーからスタートしたこのステージ。その美しくも儚い歌声にじっと聴き入る会場。続いて壮大なスケールの『方程式のない僕らの答え方』が披露されるや、様子見だったオーディエンスもじわじわとステージに前方に! 2ndシングル『ame~rain song~』ではあいにく(?)雨は降らなかったが(笑)、お世辞抜きで大舞台が似合うパフォーマンスだ。「こっち(ステージ)は全然見なくてもいい。何なら目をつぶって思い浮かべて聴いてください」と披露された『呼吸』では、仲手川がハンドマイクに、山下(g)が鍵盤にスイッチ。神秘的なサウンド、幾層にも重なるコーラスは、灼熱の泉大津をクールダウンさせる打ち水のよう。そしてラストは『不器用な情景』。「フェスなんで男子は人に迷惑かけない程度にお酒を飲んで(笑)、女子はバッチリ日焼け止めをして楽しんで。良い週末を」。激情のギターソロと共にエンディングに雪崩込み、『RUSH BALL 09』の開幕の狼煙を上げた彼ら。空に舞った天使の歌声と、美しきサウンド。破格の期待に応えるバンドの可能性を、何よりそのステージで証明したSPANK PAGEの、記念すべき『RUSH BALL』初舞台が終了した。

SPANK PAGE

RUSH BALL 09

SPANK PAGE

RUSH BALL 09

SPANK PAGE

RUSH BALL 09
吉田Q -OPENING ACT- [ATMC]
急遽ATMCのオープニングアクトを飾ったのは"吉田Q"。キュートな名前も似合わぬ!? 大阪在住の3人組。9時に会場入り口の待機場がオープンして、グッズ売り場にもお客さんが並び始め、誰しもが『RUSH BALL』のスタートを待 ちわびていたその頃、颯爽とステージに登場した彼ら。オープニングの大役に気負いすることもなく、堂々たるステージングをオーディエンスに披露してくれた。   時刻はまだ10時前。東から差し込んでくる朝日が彼らの登場を演出する。彼らもまた、ATMC特有の海から吹き付ける風を受けながら全力でライブを披露した。ステージから心地よく奏でられるグッドミュージックに、思わず身体を預ける人も観られ、記念すべき11回目のスタートの号砲をATMCから確かに鳴らしてくれた彼らのライブだった。派手さはないものの、そのひとつひとつの音とメッセージがはっきりと聴き手に印象付けられる彼らの楽曲。今後の活躍にも大いに期待できる充実したライブを披露してくれた"吉田Q"。名前だけでなく、要注目です!!

吉田Q

ATMC

吉田Q

ATMC

吉田Q

ATMC
RUSH BALL 09スタート!!
いよいよRUSH BALL 09がはじまりました。
おかげさまで本日は快晴!そしてとても暑い!
夏って感じです。

早くから開場を待つお客さんでいっぱいです。

8月最後の日曜日。

楽しんでいきましょう!

RUSH BALL 09

RUSH BALL 09

RUSH BALL 09

RUSH BALL 09

RUSH BALL 09

RUSH BALL 09
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